○形と格のこと
礼装用の帯〆は大きく分けて「平打ち」と「丸組み」と「丸ぐけ」
とに区別されます。
「平打ち」「丸組み」「丸ぐけ」の形状による「格」の差はございません。
○色のこと
色目は半襟、帯揚げと同様に「白」/「金」/「銀」の3色のみを使ったものに
限られます。
また白無地、白金、金銀等々先述の3色の中での組み合わせならば
どれでも構いません。
白/金や金/銀等で水引調のものをお使いの場合は、他人が見た場合の右側(自分の左側)に金色がくるように結ぶのが
一般的でござ
います。
○価格のこと
お品物の価格の高低は帯締めを1本作製するのにかかる時間によって左右されます。
手組みのお品と機械組みのお品とでは一般的には機械組みの方がリーズナブルであることが多いのですが、
「房」部分が一般的な「切り房」なのか、「撚り房」「小田巻房」に代表されるような「変わり房」を付けた仕上がりになっているかによっても左右されますので一概には言えません。
また機械組みは締めにくいという先入観をお持ちの方がいらっしゃいますが必ずしもそうではございません。
最近では技術改良を加え手組みとほぼ区別がつかないほど優秀な紐が作製可能となりましたので
ご安心してお使いいただけます。
○丸ぐけのこと
最後に「丸ぐけ」紐ですが、これは特殊な手業により筒状に縫製した生地の中に真綿やアクリル等でできた綿を詰めて仕上げた紐を言います。
加工に携わる職人さんが減ってきている関係もありご覧になる機会が少ないかと
思います。
まだ組紐を帯締めの用途として使用していなかった江戸「大奥」の時代劇に出てくる女性たちは皆この白の丸ぐけを結んでいます。組紐とはまた異なるふっくらとした柔らかな風合いが素敵に映ります。
弊店では白無地と喪服に使用する黒無地をご用意しております。ご用命のお客様は弊店までご連絡くださいませ。
○長尺のこと
弊店は「並寸」の帯〆と同デザインの「長尺」の帯〆を展開しているのも特徴のひとつでございます。
「並寸には素敵なデザインが多いのに、長尺には
いいのが少ない・・・」とのお嘆きの声を耳にします。
弊店の場合取り扱い商品のほぼ100%オリジナル商品で構成しております。
帯〆に関しましても、デザインから配色、房の仕様まで一貫して自社企画で作製しておりますので、
並寸を作製する時に同デザインの長尺を作製することが
可能となっております。
○ネーミングのこと
有名なキモノの名前とは異なり、帯〆の「冠」となるべき「組方の名称」
というものは昨今メジャー(?)となっている「ゆるぎ」(関東では「冠組」)以外はあまりご存じないのが現状かと思われます。だからこそ弊店といたしましてはあえて組紐職人達が昔から表現してきた正式な組み名や柄行き表現を使うように心掛けております。
お客様方にとりましては馴染みがなく読みにくく堅苦しい名称かと思いますがこの機会に少しでもご興味をお持ちいただけたら幸いでございます。
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