絞り帯揚げ　輪出し白場取り小花｜京都の着物和装小物　ゑり正

商品の写真はお客様のモニタ環境により実物のものと若干異なる場合がございますので予めご了承ください｡

弊店ゑり正が永年創り続けている帯揚げのひとつ＜輪出し白場取り小花＞
半年ごとのペースで、新色をまじえ制作しております。

ご紹介以来、様々なお立場の方々に高評価を頂戴している優秀な帯揚げです！

素材はこの帯揚げのためだけに別織したオリジナルの＜菊唐草＞地紋。
屋内屋外を問わず、光を受けてほのかに浮かび上がる美しい唐草の陰影をお楽しみいただけると思います。
また絞り加工に耐え得る、程好いコシとしなやかさを兼ね備えた最高級クラスの生地でもございます。

唐草模様は、四方八方に伸びる蔓（つる）に見られる生命力の強さから、
「繁栄」や「長寿」を意味する縁起のいい吉祥紋様です。
この帯揚げの魅力は、通常の輪出し絞り加工を二度に分けて行うことで実現した輪出しの周囲に施した＜白場＞。
この白場は、デザイン性もさることながら、帯揚げの地色と輪出しの絞り色とが
ケンカしないように上手く調和を保つ役目も担っています。

濃い地の場合はこの白場が映えてモダンな雰囲気に、
地色が淡い場合は地色に溶け込み柔らかく優しい印象になります。

輪出しの大きさは直径約＜ 8.0㎝＞、その内訳は、輪出し部分が約＜4.0㎝＞、白場の幅が約＜2.0㎝＞
帯揚げの片側に輪出しを4個づつ配するとともに、
その間に＜横引き絞り＞＝＜綿糸で2回巻いて絞る技術＞ で疋田柄も散りばめました。

京都の和装小物専門店＜ゑり正＞がプロデュースさせていただいた
＜ＭＡＤＥＩＮＫＹＯＴＯ＞の確かな品質＝＜ほんまもん＞でございます。

時には華やかに、時にはモダンに、自在に表情を変える帯揚げなので、
フォーマルにもカジュアルにも使い分けていただけます。
訪問着、付け下げから小紋、大島、紬まで幅広いコーディネートにお役立てください。

＜たかが帯揚げ、されど帯揚げ・・・＞

大半のお客様が主役となるキモノや帯に合せた小物選びをされると思いますが、
私ども小物屋の立場から申しますと、
＜この帯揚げを手に入れたからキモノに袖を通したくなる・・・。＞
大袈裟かもしれませんが＜この帯揚げを手に入れたから、あの帯を買おうかしら・・・＞
＜主役を引き立たせるための脇役のキャスティングの重要性＞を再認識していただければ幸いでございます。

※色呼称は【和色大辞典】及び【洋色大辞典】を参照にしております。
品定めの参考になさってください。

＜店主の独り言＞

大袈裟かもしれないが、私にとって色出しを行うのは命を削る仕事・・・。
私自身、色出し作業はどちらかというと好きな業務。
真白な生地に命を吹き込むかのように、
楽しみながらも慎重に命を削る気持ちで色出しを行っています。
職人さんへ色の指示をした後は各ポジションの職人さんの熟練の技術を信用し
約3か月後の出来上がりを待つ身となる。

3か月待って出来上がった帯揚げを見て、
「こんな色発注したか？」と冷や汗が流れるときもあれば、
舞い踊りたくなるほど、自画自賛ではあるが思い通りの色に出来上がる場合もあり、
一喜一憂するわけですが、どれもこれも心を込めてデザイン、色出ししたお品物には変わりはなし。
各々の嫁ぎ先で大いに活躍してくてることを祈ります・・・。

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輪出し絞り加工を二度に分けて行うことで輪出しの周囲に施した＜白場＞

＜たかが帯揚げ、されど帯揚げ・・・＞